こころ

家族の中でのアウトサイダー

働き方も暮らし方も違う。

私は今

祖父の時代から自営業だった我が家は、ついに兄弟までもが自営業になりました。そしてみんな結婚し、夫婦として生活をし、家を買って平穏に過ごしています。

私は離婚をして一人暮らし。会社員でお金がなくて、ひっそりと毎日暮らしています。

前まで一緒にいた家族なのに、こんなにもいつも間にかライフスタイルが違う人同士になってしまいました。もちろん過ごし方や時間の使い方も異なります。

それが否が応でもわかってしまうのが年末。どれがいいとは言わないけれど、違いが開いてしまっていることに寂しさは隠しきれません。

何が正しい

「どの生活が一番正しいか」そんなふうな言葉が思い浮かぶと、私は思わずその言葉を掻き消したくなります。

だって誰も正しいかなんてわからないし、人によって違って当たり前なのだから。

おそらく今私が感じているのは「同じだった」ものが徐々に別々になっていく別れの寂しさにすぎないのだから。

寂しさの先に

この寂しさを私はどう消化するのが良いだろうか。ひたすら時を過ごせばなくなるのだろうか。自分のやることに夢中になっていれば忘れるのだろうか。

年末年始ほど、これほどに孤独を感じられるイベントはないのだと感じてしまいます。

家族だから、家族なのに、家族とは…。

揺れ動く時代、私の心ももれなく揺れ動いてしまうのでした。