資本主義経済のせいなのか、日本が農耕民族になってからか、今のこの世では計画的に行動する人が多数です。
成功するって何?

ネット記事や動画サイトをひらけば、広告にのってくる「成功するには…」という言葉の数々。確かに毎日の生活が苦しい時は、本当に成功したいし、大成功しなくても普通に生活できるようにはなりたい…という希望を抱いています。(今も)
けれど、成功って一体なんなんでしょうか?
成功の定義って色々あるはずなのに、こうやって広告にのってくる言葉が指すのは「経済的成功」だけをひたすらうたっているように思えます。
先読みして行動しまくっている

戦争で財産がなくなってしまったり、生活に困った経験のある祖父母に育てられた父母は、何かを積み上げていかないと成功はできないという思い込みに囚われ、小さな頃から私たちにたくさん勉強させたり才能を引き出そうと教育をしまくります。
つまり、私はかなり先読みをした父や母に育てられていたのです。勉強をしていい学校に入って、安泰な会社に入るために人生の最初の20年くらいを過ごしていました。
けれど起きた現実は、安泰な会社がなくなり、個人の個性や得意なことでゆるく広いネットワークを作れた人が長く生き延びるような社会へのシフトでした。
権威や肩書きが消え、今動けば動くほどネットワークは広がり、新しい世界が開いていく世界です。安泰や安定はなく、「今」を生きるような姿勢が求められています。
このように、壮大な先読みは失敗しているのに、いまだに先読み文化だけは残っています。
これから私たちは

先がなかなか読めない時代なのに、一生懸命先読みして生きていくことにはどれだけの意味があるでしょうか?
これからも私たちは見えない先を一生懸命先読みして生きて、無駄な徒労を味わったりするのでしょうか?
もしかしたら、先読みをやめて、今を精一杯楽しみ味わう、それが一番平和な世界かもしれません。どの時代だって、人間はいつ死んでなくなるかわからないのだから。