カウンセラーに話を聞いてもらう機会をもらいました。
初めての体験

とあることがきっかけで、カウンセリングを受けることになりました。とは言っても、自分のことをひたすら聞いてもらうというそれだけの時間です。
1回目はお試しということで距離感がありましたが、2回目になったら段々と自分のことを話すようになりました。毎回あっという間に時間が過ぎて、予定した時間をオーバーしていることに気づきます。
相手の方は、私の母と同じくらいの世代の方で、それでも母とは全く違った雰囲気の方です。もしかしたら、母よりも深い話をしているかもしれません。
何も知らないから話せる

家族と話すということが苦手だった私にとって、このカウンセリングの体験は目から鱗のような体験でした。
家族にも話せない、家族への想いや、自分の気になりごとを、一つ一つ皮を剥いでいくように眺めて話してみるということが、今まで一人では怖くてできなかったのだと思い知らせられます。
なぜここまで話せたのか、考えてみると、もともと何の関わりもなくて、何かを判断されているような立場でも関係性でもなかったからだろうと思います。
きっと上司や知り合いのお母さんだったら、ここまで話すことはできなかった。私という人間は、関係性ができればできるほど心を閉ざしてしまうタイプの人間だからこそ、こういった普段の生活に何らかかわりのない人に話を聞いてもらうことが自分にとって大事な時間なのかもしれない、と思いました。
心の内側の探究

カウンセリングの時間は、まるで自分との対話の時間のように思います。
自分と会話しているはずなのに、自分の思い込みや意固地さから少し離れて、自分を遠くから見つめて再認識し、それを言語化するプロセスです。
今までブログやひとり語りで自分のことは自分で理解している気になっていたんだと改めて思いました。自分では触れられない箱が自分の中にあることを理解したし、少しずつ怖さもあるけれどその箱を覗いてみようと思えました。カウンセラーさんには感謝です。
少しずつ、周りの人の力を借りて自分のできないことにチャレンジできたらいいと思えました。