お金

お金がなかったときに一番足りなかったもの

今日から9月。新しい気持ちで臨んでいこうと思います。

振り返ってみれば…

離婚してお金がなくて、借金を返しながら、4万円代の古い木造アパートで暮らしていた時のことを今思い返します。

あの頃は、借金を返すことが一番の大事なことでした。何よりも借金返済に目がいって、毎日お金の計算を何度もしては変わらない数字に落ち込んだりしていました。

ご飯を作るスペースがほぼないキッチンでほとんど外食(マックとかは常連)、風呂トイレが一緒のユニットバスでお風呂に浸かるのもあまりできず。隣の部屋からはカップルの声が響いて、離婚したばかりの私は途方に暮れていました。

お金の計算と、体を動かすことに目を向けて、仕事から帰ったらパソコンを開いてまた副業をするという毎日。休みの時間ができても、お金がかかるから何もすることができない(と思い込み)動画や音楽を聴いてぼーっとしたり、ひたすら近所を歩いていました。

生活が豊かになった今

やることがないからひたすらYouTubeを見たり、著名人の噂話を見たり読んだりしていたあの頃。他人のことばかり気にしたり、妄想の世界に閉じこもっていたなあと思います。

そして、いつも「もっとお金があったら…カフェに行ったり、旅行したり、ワイワイ輝ける。人生も輝く!」と思っていました。

今生活が普通になって(というよりかなり豊かになって)、改めて思うのは、毎日カフェに行ったりするような生活はしないし、ワイワイキャイキャイするような性格でもなかった、ということです。笑

借金をしていた時、お金よりも心が貧しかったなと思います。

お金がないことにかこつけて、あれができないこれができないと自分を制限したり、人と比べて自分をさげすんだりしていました。できない理由をこじつけて、偏屈になっていました。30代にもなって恥ずかしいですが、それが事実の自分だったなと。

今の自分が充実を感じれるもの

お金があれば、物やステイタスのある生活ができれば自分の人生が上向くと思っていたあの頃。今の私が改めて自分で大切にしたいことは何かを考えてみます。

おそらく、1番はお金ではなくなっています。お金は生活できる分だけあったらそれでいいです。だけで、それ以外に、自分が生きた証拠が欲しいと思っています。

例えば人間関係や、自分が生み出したものやこと。それから得られる私だけが感じる経験や感動。そういうものを本当に大事にしていきたい。そういったことに目を向けて毎日を過ごしたい。30代ももう直ぐ半ばになります。

この人生は、今まで生きてきた時間のあと2回分くらいの時間があると思いますが、体感時間はもっと短いはず。毎日毎日、自分の時間を大切に、人生に自分を込めて生きていきたいです。