意外に身近な場所に新しいものがあるかもしれない。
視点を変えれば

もうすぐ8月も終わります。夏が終わり、秋になる。なんだかそのフレーズだけ聞いているだけでも切なくなってきます。
コロナ騒動が起きて、およそ1年半年。私たちはその中で何を学んだでしょうか。
最初はリモートになって楽になったと喜んでいた生活も、徐々に毎日家や身近な場所にこもってコミュニケーションが断絶されたかのように元気がなくなったり。行き場のない気持ちに振り回されて塞ぎがちになっている人もいるとおもいます。
私は、この1年間で住む場所も移動したし所属する会社も移動しました。新しい人と出会ったりもした。
だけどずっと塞いでいたのは自分の心でした。理由をつけて前に踏み出せない自分がいました。過去の苦しみやネガティブな気持ちが払拭できず、いつも自分を自分で苦しめていました。
本当は視点を変えたら全然違う世界があるのに。
1年前の自分は

1年前にこの部屋に来たときのことを思い出してみます。
新しい生活と新しい職場に胸を躍らせ、何もかもが変わると思っていた秋の始まり。実際いろんなことが変わっていきました。行動範囲も広くなったし、新しく出会った人たちとのやりとりも前よりだいぶ楽になりました。
けれど、一番考えていたことは、身近な関係性や自分自身についてでした。形式的に環境を変えてみても、やっぱり自分の中身が変わっていなかったのかもしれません。
仕事をするということも、やっぱりこなし作業になっていく自分を感じたし、そういうこなし作業に関して面白みも徐々に感じられなくなってきました。
怖がりを少しずつなくしていく

でも、自分を変えられなかったのには理由があると思っています。
一つ目は、環境を変えれば自分も変われると思い込んでいたことです。環境が変われば自分は変わるということは、ある程度はあると思います。だけど、自分の根底を変えるには、もっと大事なことがあったと思っています。
それは「自分の心に素直になる」ということです。
自分がああしたい、こうしたいと思っていることを、周りのせいや環境のせいにしている自分がいたとしたら、いつまで経っても変われないままなのです。
雇われ仕事じゃなくて自分の心が本当に喜ぶことをしたいとか、本当に大事だと思える人と一緒にいれるようにしたいとか、そういう気持ちを大事にして一歩を踏み出すという簡単そうなことが全然できていなかったと思います。
今回の引越しはまた1からやり直しです。今度は周りのせいにできない環境で、自分と向き合ってやっていこうと思います。