私には、大事な家族がいます。小さな頃からお世話になっていた家族。もちろん今もお世話になっています。
いつでも導いてくれていた存在

末っ子の私にとって、家族とはいつも私を導いてくれて、私の道を作ってきてくれた存在でした。社会人になる時も、なったあとも、結婚する時も離婚するときも、家族がいつもそばで話を聞いてくれて、いつも支えてくれていたから、なんとか今の自分があると言って過言ではありません。
特に姉妹の関係においては、姉妹という存在を超え、友達のような存在でもあります。
なかなか人に心を開かずに独特のこだわりのある私を長年理解しようとし、程よく手放しにしてくれる姉妹の存在はかけがえのないものです。
でも、最近その存在からも少し遠ざかってみる必要があると感じています。
なぜなら、彼女には新しい家族ができているし、その家族の中での絆を作り、自分の人生を作っていくことがとても重要に思えるから。
生きる道はとても複雑である

生きる道とはとても複雑です。
そんな家族の愛情や優しさを疎ましく思う時もあれば、それにしがみついてしまっている時もある。だけど、家族もひとりひとり個人の集合体なのです。
いつかはまた形を変え、関係も変わっていくもの。その変化の過渡期が今なのかもしれません。
離婚して孤独を恐れ、それを理解し姉妹に支えられてきたけれど、やっぱり今は私は孤独に一人で自分の道を歩んでいく時なんだと改めて思います。
いつまでも支えてもらう人生は自分が嫌だから。甘えられる環境は自分をなんだかダメにしてしまう気がしているから。
自分の道を行くには

今現在1年ほど姉妹の家の近くに引っ越して経ちました。その前の1年はひとりで別の地域に暮らしていました。ひとりで暮らしていた時は、引っ越したら孤独がなくなり全て良くなるだろうなんて甘く考えていましたが、実際は引っ越してきた1年の方がより孤独を感じる結果になりました。
私のいる場所はここでいいんだろうか、いつまでここにお世話になっていいんだろうか、そんな申し訳なさや所在なさが自分を包んでいたからです。
ひとりは寂しくないといえば嘘になりますが、無理矢理得た支えられる関係には限界があると身をもって知りました。
私は私の道を模索できるように、やっぱり一人で飛び立って行かなきゃいけない。もちろん今が適当なわけではないですが、これからもっと真剣に仕事をして、真剣に人を愛し、真剣に友を見つける。そんなふうに自分の道を作って、生活を変えていきたいです。