たまに「ここにいていいんだろうか」と思う瞬間ってありませんか?
忙しいことは心をなくすこと?

最近は日々が矢のように過ぎていきます。
「あれをやってこれをやったらそれを済ませて…」そんなことを考えているうちにあっという間に夕方になって。
先月までの2020年は、仕事でハブられて毎日が暇で暇で仕方のない日々でした。その代わり一人に慣れて、寂しさと反比例で強さを身につけた気がします。
12月に入ってから、とにかく毎日やることに追われています。ふと自分を振り返ると、自分のことを忘れる勢いでやることが迫っているようにも感じます。
そして周りと自分の位置を確認しようとしてしまうと、みんなと同じ方向を向いているはずなのに、なぜか荒野の中で一人違う方向を向いて突っ走っているように感じる時もあります。
周りと一緒に働いているようで、一人の取り越し苦労だったり、噛み合っていないのではと不安になる瞬間です。
組織の不思議

不思議と前にハブられていた時には感じませんでした。そもそも同じ方向を向いていなかったから。
組織とはすごく不思議なもので、その組織に馴染んだり最適化しようと努めてしまうところがあります。その中で承認されたいとも思ってしまう不思議さがある。
けど、本質的には何のために働くのか?自分のためだと思っています。自分の生活のため、やりがいのため、目的達成のため。
仲間は大切だけど、仲間に染まるために頑張るのは本来の目的とは大分かけ離れたものになります。
そういう当たり前の事実をたまに忘れてしまう時がある。それが組織の怖さだなとも思うのです。
誰のために頑張っているのかわからなくなったら

そこでいつも思うことは「誰のために頑張っているのかわからなくなったら、一度止まってみよう」ということ。
目的を見失ったまま突っ走るのは危険です。過去ブラック企業に勤めていたとは、ただひたすら毎日をこなす日々でした。確かにそれで得られた物はありましたが、良い経験だったかどうかというと微妙なものです。
自分にとっての良い経験を作るには、常に自分が自分のためと思って頑張れる状態が必要です。誰かから承認されるためや、組織になじむために目的がすり替わっているときには危険信号。
忙しい時こそ、自分の心と力強く対話する機会かもしれませんね。