こころ

前に住んだ街を振り返ってみる

引っ越してもうすぐ1週間が経とうとしています。ここへ来て、前の街を振り返ってみるのも良いかなと思い、振り返ってみます。

東京の中のベットタウン

前に住んでいた街は、都心からおよそ30〜40分の場所にありました。もっと奥に行けば、山梨方面にも行ける、都会と田舎の中間にあるベットタウンでした。住宅街が連なるオレンジ色の電車(サラリーマンでよく満員になるあの電車です)沿いの街で、2〜3駅行けば大きなターミナル駅という立地でしたので、生活に困ることは全くありませんでした。

私がその街に住むことを決めた理由は、「会社から近い」「会社の住宅補助がもらえる」という理由だけだったので、正直にいうとその街に思い入れはなかったです。

住めば都とはよく言ったもので、住んでいて不便を感じることはなかったし、嫌に思うこともなかったです。段々とお店を開拓したり、散歩コースを開拓することが楽しみでした。

ある日突然どん詰まり感に襲われる

毎日の生活は可もなく不可もなく、どちらかといえば快適な環境で過ごせていたと思います。ですが突然、ある日どん詰まり感を感じるようになりました…。

「自分はこの街でただ毎日働きアリのように働いて、このまま死んでいくんだろうか…」そんな思いが頭の中に渦巻くようになったんです。

離婚と借金返済に追われ、出会いもなく本業と副業に明け暮れる日々だったからというのももちろんあります。ですが、会社のために住む街も自分で決めず、誰かのためだけにただ生きていくような気がしてしまいました。

「どうせなら、好きな街で好きな景色を見て生きていこう。」やっとそんな風に現実的に思えたのが、借金を完済して引っ越しを決めた頃でした。

ただ住むことはきっとどこでもできるけど

ダンボールハウスでだって、海外のスラムのような場所だって、その気になれば住むことができるし生きていけると思います。

ましてや日本で、仕事があって、毎日ご飯を食べて生きていけるだけで充分贅沢だとも思います。

それでも人間はさらに成長していきたい生き物だから。

これからも、「もっと自分に素直に優しく」そんな風になれる環境を求めて、アップデートしていけたらと思います。