今日は、私が韓国に本格的にハマったきっかけになったこのドラマの紹介をしたいと思います。私はもはや何度も見すぎて覚える勢いです。
韓国ドラマ「ミセン」

韓国ドラマの定番といえば恋愛ドラマですが、こちらのドラマは恋愛要素ほぼなしです!(笑)
ミセンは、総合商社マンたちの仕事の葛藤を描いたドラマです。オフィスの様子も、1985年〜1990年代に生まれた人たちは、「ああ、会社入社した時ってこんな感じだったよね!まだまだ紙の資料ベースだったよね」って共感を得られると思います。
同時に、学歴社会・競争社会が強すぎて、韓国で就職するって本当に大変なんだ…と日本との違いも感じさせられます。日本は恵まれている国ってよく言われるけど、本当にそうなんだな、と改めて思ったり。
それでも、学歴社会・競争社会、セクハラ、パワハラ、モラハラ、女性の社会進出の難しさ、会社での派閥問題、様々な問題を孕んだ環境の中で、仲間との関係性を構築し、生き抜いていく様は本当に見応えあります。
最後は必然的に自分の道を見つけて切り開いていくという展開になりますが、この過程もきれいすぎず、変な正義感を振りかざすものでもなく、リアルな展開に落ち着いていくのも納得感がありますし、何よりそれぞれの役者さんの個性が光っていて、フィクションと忘れてつい感情移入してしまいます。(みんな演技がうますぎる)
改めて、あらすじと見所を書いておきます。
ドラマ「ミセン」あらすじ

幼い頃からプロ棋士になることだけを目指していたチャン・グレ(イム・シワン)。
父が亡くなり働かねばならず、結局プロ棋士にはなれず、アルバイトをして食つなぐ日々を送っていた。
母が知人のツテで一流総合商社ワン・インターナショナルのインターンとして働けるよう取りはからい会社で働き始めるが、学歴も語学力もないグレは、同僚インターンや上司などに冷遇される。
インターン時代から営業三課でオ課長(イ・ソンミン)、キム代理(キム・デミョン)と働くこととなるが、最初は専務のコネ入社だと煙たがられていた。徐々に実直で勇気ある行動力に、2人の信頼を得るようになる。
なんとかインターンの社員採用試験をクリアし、同期3人は正社員、グレは契約社員として働けることとなったが、仕事は一筋縄ではいかず…。
ドラマ「ミセン」の見所

何といっても出てくる人の人間模様や、感情の表現が秀逸です。リアルなその様子と、ハラハラするような展開に目が離せません。
企業で勤めたことがある人ならば、思わず共感してしまうシーンがたくさん。そして、その中で生きる人たちの一生懸命さに、胸を打たれるのです。
会社で働くとは?働くとは何か?共同作業で物事を進めるとは?自分の人生とは?と考えずにはいられません。
働くことに対して考える機会が多い人は是非見てほしい
ちなみに原作はユン・テホさんのコミック「未生ミセン」です。Amazonでも日本語版が売っていて購入が可能です。
原作の絵が結構ユーモラスで、ドラマから見始めた私は、あまり慣れずに今だに読んでいません(笑)でも、きっとコミックも面白いはずです。
韓国では、「ミセンシンドローム」という現象が起きたほど人気になったそうです。ドラマの放映が終了してからは、「ミセンロスだ…」とつぶやく人も多かったそうな。
ですが、Amazon Prime Videoではいつでもドラマが観れるのでロスになる必要もありません!私はいつも時間があったら観ています。
働くことについて悩んだり、考える機会のある人はぜひ一度見てみてください。私もブラック企業で勤めている頃からこのドラマを見て、何度も希望を持ち直し、頑張ろうと思ってきました。このドラマの中の人たちに共感し、時に励まされ、時に目標としながら仕事をしてきました。是非是非、おすすめです!