こんにちは。今日やっと晴れて、少し気持ちが軽くなりました。梅雨の時期、天気が悪い日が続くと気持ちが落ち込みますよね。さすがに私も借金完済まであとちょっととはいえ、なんとなく沈んだ気持ちで日々を過ごしていました。
さて、借金を完済すると決めてから今まで、私はおよそ1年10ヶ月の期間を費やしました。
その中でも、メンタルコントロールが一番の課題でした。今日はそのことについて話してみようと思います。
終わりの見えない辛さが続く

借金完済を決める前は、ダラダラと先のことを考えずに過ごしていたので、いくら借金があるかさえ把握しておらず、日々の生活で落ち込むことはあまりありませんでした。(今考えると恐ろしいけど…)
ですが借金完済を決めると現実が見えてきて、自分の能力ではすぐに返済できず、我慢を続ける日々が続くということが、耐えきれない時がありました。
そんな時、「どうして自分はこんなにダメなんだろうか」とか「一生こんな情けない感じで生きていくんだろうか」などとネガティブな思考が頭に渦巻いていました。
とはいえ現実は甘くない。親にも兄弟にも友達にも話していないから、もちろん誰も助けてくれないし自分でなんとかするしかありません。弱音を吐いても励ましてくれる人は誰もいません。
すべては自分が撒いた種なのだから…

当たり前ですが、その時の自分が辛いのは「すべて自分のせい」です。ですが、そのことを頭で理解していても、気持ちは苦しいままでした。
「会社に尽くしたのに、旦那に尽くしたのに、それで手元に残ったのは借金だけか…」と。
その時、ふと自分の理想の高さに気付きました。「自分だけはこんなに不幸になるはずがない」「どうして自分だけ不幸になったんだろう」そう思っていたんです。
でも紛れもなくどんな自分も、自分は自分なんです。そう、私は全然自分のことを受け入れることができていませんでした。こんな自分なんてありえない、こんな自分じゃダメだとずっと自分のことを否定していました。
逃げるは恥だが役に立つ

今でさえ、「こんな自分じゃダメだ」と思うことはあります。そんな時に「自分を受け入れたら楽だよ」と言われますが、受け入れること自体が難しいこともあります。受け入れたつもりでも、自分で許せなかったりするから、またモヤモヤしてしまうんですよね。
そんな時は、自分から「逃げる」ということをしていいと思います。
私自身、転職する時はいつも会社の人間関係がうまくいかないから転職しています。それを見て、ある人は「どんなに逃げてもまた同じ問題にぶつかるよ」と言ってきます。
確かにそうかもしれません。でも、私は居心地のいい場所を探して逃げることが悪いことだとは思いません。我慢して我慢してずっと辛いより、なるべく自分を癒してあげれるように場所を変えられたらいいと思うんです。
例えば、転職に関しても、離婚に関しても、人から見れば逃げたと思われるかもしれないし、どこかで噂話されているかもしれない。親戚には恥ずかしがられていると思うけど、そうせざるをえなかったし、私にはそれが良い選択だったと言えます。
そうしていなかったら今もブラック企業で心も体もズタボロになっていたし、旦那のモラハラやわがままをずっと一生背負っていく人生だったのか、と考えるとゾッとします。
辛くてどうしようもない時は、逃げてもいいんです。逃げ切って笑っていたら、それはそれで逃げにはならなくなるのでは?とも思います。
借金に関して言うと、逃げる=「借金を踏み倒せ」ということではありません。カツカツに生活費を削って、身を粉にして副業をしてということがしんどくなったら、その度合いを緩めてみるとか、もっと長期に考えてみるというのもいいと思うんです。
私が借金生活で苦しい時は、少し自分のやっていることのスピードを落としたり、たまに旅行をしていました。ストイックな人からすれば、「そんなお金の余裕がどこにある?」と言われそうですが、少しの現実逃避でまた頑張れるなら万々歳じゃないですか。
これからも、苦しくなった時は、ちょっとした現実逃避をしたりしながらうまく自分と付き合っていきたいと思います。