お金

借金返済とダイエットは似ている。

最近ダイエットを始めて思うことがありました。それは「ダイエットって借金返済と似ている」ということ。

「まあ、そうだよね…」って感じなのですが、個人的には学びが深かったので、まとめておきます。また同じこと繰り返しそうになった時、もう一度ここに立ち戻って振り返ろう。

膨らんで行くのは一瞬、元に戻すには時間がかかる

よく話に聞きますが、本当にそうです。借金も体も膨らんで行くのは一瞬。なんでなんでしょうか?

思うに、一番はメンタルに関係があると思います。何かが過剰になっていくと、人間って判断能力が鈍るんですよね。そして、その時一番楽になれる方法を知っていると複雑なことを考えるのをやめてしまいます。

借金を増やしていた時も、ずっとそうでした。「これ以上増やしたくない。でも明日生きるためにはお金を借りないと生きられない。」「今お金があればお腹が満たせる。」そうやって自分に「仕方ないこと」という定義をして正当化していました。

体も「太っていってるのはわかってる。でも食べないと体に悪いから。」「こんなに仕事を頑張っているご褒美だから仕方ない。」「短時間でストレス発散できるのは食べることだから仕方ない」そうやって自分に言い訳を続けていました。

いつの間にか言い訳を考える間も無く続けるようになり、思考停止。借金も体も、気づいたら両方とも抱えきれないほどの量になっていました。

いらないものを知る仕組み作りから始めよう

ではどうすればよかったのか?「誘惑に負けない強い心を持っていれば…」というのが答えになるかもしれません。でもそういう精神論は私にはレベルが高すぎました。

一番最初は、まず「可視化」することが大事だと思います。「現状自分はどれだけお金を持っていて、どれだけ返さないといけないか?」「現状自分はどれだけの体重・体脂肪率で、平均と比べてどうなのか?」実は、何か問題に直面している時こそ、可視化しないと何が自分にとって無駄かもわかっていません。

借金返済を決意した時、一番最初に始めたのは以下のことでした。

借金返済のために始めたこと
  • 大きな紙に「借金額とその内訳」「現在持っている資産」を書く
  • 毎日必ずアプリで買ったものを家計簿につける
  • 返済日に「借金額とその内訳」「現在持っている資産」を再記入する

この習慣を手に入れれば、あとは勝手に頭が動き出します。「今月洋服買いすぎだわ!」とか、「通信費高すぎる…」とか、思えば成功です。体が勝手に通信費を安くするためのプランを検索し始めたり、改善しようとしてくれます。

人間って考える元ネタがないと動けないものなんだな、と改めて思います。書き留めて、振り返る習慣さえ作ってしまえば、あとはほとんど体が勝手に動きます。

ダイエットも同じかな、と思っています。現在の自分の体重・体脂肪を書く、そこに目標をつける。それだけのことで、その差分を埋めようとします。

そして習慣化を手に入れるためには、Twitterなどで発信して自分が振り返る仕組みを作ることが有用かと思います。紙に書くだけだと自分だけの秘め事になり、拘束力がなくなってやらなくなるので、私はなるべくSNSを活用するようにしています。

自分にあった方法を見つけることが大事

よく他の方の借金返済ブログやダイエットブログをのぞいて参考にさせていただいているのですが、100%同じ方法で解決できている!ということは一度もありません。

やはり自分に合うやり方ってそれぞれあると思うんです。

借金返済なら、FXとかで一攫千金を狙って返済する人もいれば、コツコツポイ活などで節約生活をしている人もいます。ダイエットなら、食事制限をきつくする人もいれば、激しく動くことをメインに頑張る人もいます。

どちらもその人にとっての正解で、自分にとっての正解ではないのかな、と思います。最初は参考にさせてもらいながら、まず自分なりに始めてみること。そこで結果を自分流にカスタマイズして気持ち悪くないように続けられる仕組みを作っていく。

そうやって自分のペースにフィットしたスタイルを作っていけると、長く気持ちよく続けられるのではないでしょうか。

これからも、あまり周りの情報に流されすぎずに参考にさせてもらい、マイペースに続けていこうと思います。