大人になればなるほど、小説が読めなくなってきている私です。より現実主義になっているのかもしれません。将来の心配からか、買うもののほとんどは実用書やビジネス書が多くなりました。
自分を磨くのもいいけど、なんか疲れた…。そんな時にちょうど読んだ2冊の本が、少し心を軽くし「明日も頑張ろう!」と思わせてくれたのでご紹介します。
「あやうく一生懸命生きるところだった」ハ・ワン
イラストレーターの傍ら会社勤めをしていた著者が、「世の中のレースに翻弄される人生はもう嫌だ」という思いから会社を辞めた後の様子がエッセイで綴られています。
「イラストレーター一本で食べていく自信がある!」とか、「こうやって生きていくんだ!」という志を持って辞めたというわけでなく、「とにかく一生懸命に消耗するのもうやめよう」という思いだけで退職できたことが本当にすごいなと思うのと同時に、「確かにどうしてこんなに辛い山道(=人生)をずっと我慢して歩き続けているんだろう?」と自分の生き方も考え直すきっかけになりました。
何となく「人生を思いのままにする」って言葉から想像してしまうのは、成り上がりの方の姿なんですが(笑)、そういう思いのままではなく、肩の力を抜いてただ今やりたいことだけを日々する。頑張ることが嫌だったら、頑張らないことをやってみる。そんな期間ってあっていいはずですよね。
世の中の思い込みやレールに、いつの間にか毒されてしまって、自分の心と本音で向き合えていないのだな、と気づかされました。
イラストも可愛らしくて読みやすく、オススメです。
「人生逃げ切り戦略」やまもとりゅうけん
「あやうく一生懸命生きるところだった」とはちょっと違うテイストのこちらの本。でも、基本的な生き方の方向性は似ているのかな、と思います。
会社の地位や名誉がなくとも、個人で自分らしく稼げるし、競争にわざと巻き込まれることもない。そんな生き方が今の世の中ならできるよ、というお話。企業勤めをやめ、フリーランスで稼いでいくためのノウハウが具体的に書かれています。
確かに今は、「せどり」「YouTuber」「ブロガー」「プログラマー」など、企業に属さずに個人で稼げる方法がどんどん増えていますよね。「そんなので本当に稼げるの?」という懐疑的な発想は本を読んでいくうちになくなってきて、「行けるかも…!?」と思えてきます。
私個人の特性としては、集団行動が苦手、指示されるのも苦手、競争関係も苦手(よく会社で働けているよ、本当…)と全然社交性のない性格なので、個人でも稼いで生きていける未来は希望が溢れまくっています(笑)
ただ、一言で逃げ切るといってもパターンは人それぞれ。一筋縄ではいかないのは十分感じていますので、本から勉強させてもらいつつ、徐々に「逃げ切り人生」を実現できたらいいな、と思います。
これからの人生どうやって生きていこう?

本を読んでいても思うのですが、「やっぱりお金は大事だけれど、お金がすべてじゃないな」と思うのです。お金まわりで苦労する人生は早めに卒業して、人生の充実を得たい!と思うのは、私が借金持ちだからでしょうか(笑)
それ以外にも、競争社会や区別されることに抵抗を感じるし、自分が生きたいように生きる!を実現させられたらいいなと思います。
私にとっての自分の生きたい人生は、「自然の豊かな場所で、好きなこと(クリエイティブで生活が豊かになること)をやって、時に冒険や挑戦をして、最期生きてよかったと思える人生」です。
まずは「お金の心配なく生きられる人生なんて無理」という思い込みを捨てることから始めようと思います。