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【FP検定・勉強法】FP2級受験に向けて、FP3級の勉強方法や試験を振り返る

2020年2月実施のFP検定3級に受かりました。引き続き、2級を2020年5月24日(日)の実施予定日に受ける手続きをしていましたが、残念ながらコロナの影響で中止になってしまいました。

次回の実施予定日は、2020年9月13日(日)。もう3ヶ月ほどに近づいています。世間のコロナに対する体制も整ってきていますので、流石に次回は実施されると思います。

今回は前回FP3級を受けた時のことを振り返りながら、FP2級の勉強を効率的に行えるようポイントをまとめておこうと思います。

FP検定の概要

FP検定とは?

FPとは、ファイナンシャルプランナーの略です。FP検定では、大まかな金融知識を広く勉強することができます。検定には、3級、2級、1級と3つの等級があり、3級は入門的な資格になります。実務で使う方は1級まで取得される方もいらっしゃるようですが、教養として勉強される人は、基本的には3級・2級を取得して終わりという方も多いようです。(私も2級取得できたらいいかな、と思っています。)

試験内容

学科試験 実技試験
正誤問題:30問 三答択一問題:30問 三答択一問題:20問

試験は、「学科試験」と「実技試験」に分かれています。イメージとしては、学科試験が知識の正誤を答えていく問題に対して、実技は実際のユースケースを想定して設問が作られています。

どちらとも記述式ではなく選択式の問題です。たまに計算が必要になる問題があるので、電卓持参は必須です。(そんなに高度な電卓でなくて大丈夫)

実施団体によって実技試験の内容が異なるので注意

FP検定は、「一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)」と「NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)」という2つの指定試験機関により実施されています。

どちらも試験の難易度は同じようですが、実技試験についてはそれぞれ試験問題が異なるので事前に過去問を解く際には、対応する実技の問題を中心に勉強することをオススメします!(受けない実技の科目を一生懸命勉強してももったい無いので…)

FP協会のFP3級実技試験 きんざいのFP3級実技試験
資産設計提案業務 個人資産相談業務
生保顧客資産相談業務

ちなみに私は、FP協会で受験し、実技試験は必然的に資産設計提案業務を選ぶことになりました。どうやら、きんざいの「生保顧客資産相談業務」の実技試験は、将来保険の提案業務などを行う人を対象に問題設定されているようです。

個人的には、広く個人資産について勉強したかったのもあり、資産設計提案業務の実技試験が自分にとってはちょうど良かったです。

勉強方法

独学でOK? どこかで学んだ方がいい?

結論、私個人の見解としては3級だったら独学で全然大丈夫でした!きっと2級も独学で大丈夫だと思って勉強しています。

高い教材費や通学で勉強しないと身につかない、ということはないと思います。専門のテキストを買って何回も過去問をやりこむのが、お金もかからず一番効率良い勉強方法かと思います。

テキストもいっぱいありますが、基本的には、どのテキストでも最新版の情報が載っていればOKと思います。(改定されている部分があったりするので、必ず最新版を買うことをおおすすめです!) ご参考までに、私は以下の2冊を買いました!過去問は、きんざいとFP協会の実技試験のそれぞれに対応する設問があり便利でした。

勉強時間はどれくらい必要?

これは人によってまちまちだと思いますが、FP3級だと、効率よく勉強できる方は直前の2週間だけみっちり勉強して合格できる!という方が結構多くいらっしゃいます

私もその情報を鵜呑みにして、直前は勇気をもらっていたのですが、事実結構後悔しています。付け焼き刃の2週間の知識を得たかったわけじゃないな…と。

そもそも私がFPの勉強を始めようと思ったのは、借金をするまでお金のリテラシーがなかった自分を変えたかったからです。テストに受かりたい気持ちはありますが、身につかない知識を得ても今後の役に立ちそうにない、というのが本音です。(実は3級で得た知識のほとんどを忘れかけています…)

そのため、2級は3ヶ月かけて、徐々に覚えていけたらいいなと思っています。

どんな勉強方法が良い?

FP3級を受けたあと、一番後悔したのが「過去問」をあまりにやらなさすぎたことです。教科書を読んで覚えるターンばかり意識してしまい、実際のテスト問題に慣れておらず戸惑うことが多々ありました。

大学受験などでもよく言われますが、知識を知っていることも大切だけれど、テストに受かるにはまずそれぞれのテストのパターンをつかむことが重要だともいます。なので覚えることに時間をかけすぎず、問題を解くことに時間をかけた方が良いと思います。

また、「問題集を完璧に全部コンプリートした後に、過去問を解く!」というスタイルはオススメしません。問題集と実際の過去問は質問の形式が異なるので、「あれ?どういう意味だろう?」と戸惑うことが多々あります。 実際には、以下のサイクルをどんどん回していくのが良いと思います。

  • チャプター1つ分のテキストを読む(1時間)
  • チャプター1つ分の問題集を解く(1時間)

→これを6チャプター分やる(12時間)
ひたすら過去問を解く(自分が受ける実技試験の分も)※一番大事!
→わからないところがあったらそのチャプターを復習してから過去問を解く

試験当日の様子

試験日程

試験は、午前と午後で時間が分かれています。

午前(学科試験) 午後(実技試験)
3級:10:00~12:00(120分)
2級:10:00~12:00(120分)
3級:13:30~14:30(60分)
2級:13:30~15:00(90分)

 

お昼の時間の注意事項

※私は東京で受験していましたので、場所によっては事情が異なる場合があります※

午前の学科試験終了から少し時間を開けると、試験会場が解放されるのですが、少しの間外に出ていないといけない時間がありました。

お弁当などを持参していなかったので、外のカフェなどで時間をつぶそうとしていると同じ考えの受験生がドバーッとカフェに流れ込みます。席取り合戦が始まり、お昼時間の方が結構ピリピリしてました(笑)次回はお弁当持参か、あらかじめ穴場っぽいお店の目星をつけておきたいと思っています。

情報の早いサイトでは、お昼には学科試験の結果を速報で流していたりします。更新される間ドキドキしたり午後の実技試験が気になったり落ち着かないので、私は速報は見ずひたすら午後の実技試験の勉強に充てました。

速報などのまとめサイト

自分が回答したものを忘れないうちに答え合せしたいですよね。私は帰りの電車でひたすら速報サイトとにらめっこをしながら帰りました(笑)

以下サイトを参照していましたので、ぜひお役立てください。

特にお金の寺子屋さんは、情報開示も早く、過去問や解説も充実していてオススメです!