借金生活ももはや10年くらいになります。晴れて今年の7月に卒業予定ですが、もう一度繰り返さないために、自分の気持ちがどのように変化していったのか記録しておき、予防のために適宜読み返していきたいと思います。
10万円まで
今月は大きな買い物しすぎたな、という軽い気持ち。家電や洋服などの日用品をあれもこれもと必要だからと買っていたら、いつの間にこんな額に…。
「まあ、来月家計を削って頑張ればいっか。」…今考えると、この考えがどんどんヤバさを加速させていく原因でした。来月の給料の半分くらいをカード決済に当てると、毎月の生活費は明らかにマイナスになるのに、「それでも食費を削れば大丈夫…」などと簡単に考えていたのです。
実際は、食費も管理していないので忘れて削減どころか超過です。カードの請求が来た時に焦ってリボ払いに変更。さあ、借金生活の始まりです…。
10万円〜50万円
リボ払いの返済が始まる、「けどまだ大丈夫、普通に返せる」となぜか余裕。10万円の時と同じ感覚で、手当たり次第必要なものを買う。だんだん必要なものと不必要なものを区別できなくなり、欲しいもの=必要なものと自然に自分を納得させるようになる。
徐々に「50万円くらいまではボーナス払いにすれば大丈夫」と謎の理由付けが始まる。リボ払い+ボーナス払いでも、リボ払いの金利は7.5万円くらいになるから実際払いきれない。この時は、利息が何パーセントかも知らない状態なので、50万円返せば大丈夫と思って気にしていない。
50万円〜100万円
50万円を超えたあたりから、「あれ?これ返せるんだっけ?」と疑問を抱き始める。利息についてはまだあまり調べないか、先々の月の支払い額の確認を一応するようにする。
月の給料からその返済額を計算して、残りで生活しなければならいということを意識するようになり、計算してはリボ払いの額を調整するようになる。毎月10万返せないから7.5万へ、など月の負担を減らすためにリボ払いの額を減らす。だが、減らせば減らすほど月々利息だけ払っている割合が多く、元金が減っていないことにまだ気づいていない。
そしてなぜか月の支払い額が減ったから、その差分で買い物できると勘違いし、また買い物を重ねる。
100万円〜150万円
100万円を超えた時、初めて頭が真っ白になる。ここから自転車操業の始まり。
他のカードの返済をするために、キャシングを始める。もはやキャッシング枠も上限を超えた時、別のカードをどんどん量産するようになる。キャッシング枠の額が高いカード(実質一番利息が高い)に依存するようになる。すると、借りても借りても返せなくなる。
キャッシングだけじゃもはや日々の生活費さえ出せない。日々の生活費をカード決済→リボ払いの状態で回す。
もはや誰にも言えない、言いたくない。だけど、ライフスタイルの変化でお金がまだかかる。結婚や引越しなどが相次ぎ、借金はもっと膨らむように。
借金を返済するためにも、残業したり評価を上げて給料を上げないと…と思い会社に四六時中いるようにな生活に。3食外食で、お付き合いの飲み会なども相次ぎ、どんどんどんどん悪い状態に。だけど、やっぱり誰にも言えない…。
150万円〜250万円
もはや火の車を通り越して、気持ちは「明日生きる金があれば良い」という考えになる。ポイントをかき集めて商品券をもらい、それを金券ショップで売る。さらに売れるものは全てヤフオクに出品。
でも売るものがなくなった時、カードで金券を買えるデパートで金券を買い、その金券を売り現金に換金し、それで月々の支払いを賄うように。金券ショップで買い取ってもらう価格なんて8割くらいに減ってしまうので、さらに借金を増やしていることになる。
ブラックな働き方、荒れた生活、離婚で自分の気持ちはおかしなことに。毎日深夜にぼーっとして寝不足が続く。睡眠時間4時間とかが連続して通常の判断ができないような生活。
そして今…
全部が全て壊れた時、初めて現実と向き合おうと思い始める。まずは生活費を見直し、支出を減らして借金返済に充て、カードの数を減らしていく。それの繰り返しをして今また50万くらいへ。
ここが頑張りどき。何度も振り返って、繰り返さないようにしよう。