ちょうど10年前
いつもキャッシングをしていたカードの履歴をみていたら、借り始めたのがちょうど10年前だった。
当時は大学生で、大学卒業後にまた進学するためにバイトをひたすらしている時期だったけど、勉強にかける費用が足りない、日々のお金が足りない、などでキャッシングを始めたのが始まり。
とあるデパートのクレジットカードで、ふとしたときに現金がない!となって、軽い気持ちで使い始めたのだと思う。学生だったし、知識もなくて軽い気持ちで始めたことだった。でもその習慣がこんなに続いてしまうとは…。
進学したら、進学先での費用が足りなくてまた借りるし、社会人になったら返せる安心感で、何も考えずリボ・分割払いをずっと続けていた。結婚したときも、結婚費用が足りなくて出したり、引っ越しもそうだった。
金利という概念を知らなかった
このカードのキャッシングの利息は18%。100万円借りていたら、18万円を追加で払わなくてはいけない仕組みだし、ましてや最初に利息を払う仕組みになっているから、毎月小額の返済にしているとずっと元本に届かず利息ばっかり払っている状態。追加でお金を借りていたら、ずっと利息ばっかり払っている。それは返せるわけがない。
離婚して一人になってやっとわかった
ずっとお金に無頓着で、管理をせずに見て見ぬ振りをしていた私がいよいよヤバいと思い始めたのは、離婚をして一人で生活をしなくてはならなくなったとき。
明日暮らすお金がない!ということにいよいよ直面したとき、恐ろしくて「とにかく毎日はたらなきゃ!」と思う一心だった。たくさん働く=お金がはいると思い込んで、大型連休はリゾートバイトをしたり、平日夜は副業をしたり。
でも、今考えればお金の知識が足りてなかったとすごく思う。やみくもに働いても、お金が増えないのは、別に問題があった。
浪費が一番の原因
結婚していたときに、家計簿をつけていた時があり、当時の家計簿を振り返ると、1ヶ月で42万も使っていた。食費も光熱費も今の2倍だし、謎の使途不明金が15万くらい。2人だから仕方ないのかとかが言えないくらい浪費していた。しかもお金の管理は夫婦でしていなかったので、私が把握して払っている範囲でそれくらい使っていたということ。当時の月の収入が40万くらいだったので(今の2倍強くらい…だけどその分ブラック企業だった)、それを全部使い切るし、借金もあるから全然足りてない状態に。家計は火の車だったのに、会社のストレスや家庭の不和に目がいって、現実から目を背けたかった時期だったと思う(それにしてもひどい)。
一人暮らしになったときに、その生活を必然的に家計を見直したら、20万以上家計が減ったし、まだまだ減らせると思う。
浪費を見直すことになって、初めて一生懸命働かなくてもお金を増やせるということが理解できたし、お金をもっと有効に増やせる可能性があるということも知った。きちんと知識を知れば、自分の行動は変えられるのだということを理解したので、これからはちゃんと勉強と向き合って、生活を改めていきたいです。